画像処理と統計処理で平均付着力を算出する方法
- 振子式衝撃分離法
- 評価対象は粒子1個、画像解析、統計的手法により付着力 を算出する。真空、または大気雰囲気下で平面に付着した 粒子に衝撃を与え、その衝撃加速度により所望する平面か ら粒子が分離するときの付着力を測定する。F=ma (Fは付 着力、mは質量、aは衝撃加速度)であり、理論は極めて分 かりやすいが、結果のバラツキが大きい傾向がある。
- 遠心分離法
- 最も市民権を得ている付着力測定法。その歴史は古い。 原理は簡単で遠心力により粒子を所望する平面から分離させる。 一定の粒子径を持つ粒子に遠心力を作用させ、50%の粒子が分 離した時の遠心力(付着力)を確立対数プロットから読み取る。 プロセスが非常に複雑で、特に粒子を画像解析する場合に、 本来3次元である粒子の形状の情報を2次元情報に変換しなけれ ばならず、情報の劣化が起きる。
- 振動分離法
- 粒子が付着している平面に一定の振幅で周期の早い振動を 加えることにより、粒子を平面から飛翔させて、振動加速度に よって作用する力を付着力として計算している。トナーの分野 などでは知見が多い。。
直接付着力を算出する方法
- 振り子法
- 粒子を固定した非常に微細な固定ワイヤーなどに働く力を測 定しながら、引き剥がれた際のワイヤーの角度を計測する。 比較的大きな粒子が対象となる。
- スプリングバランス法
- 垂直方向の分離動作により、粒子間や粒子と平面間などに 作用する付着力を測定する。下部に設置した電子天秤が感 知する僅かな変化を読み取るものである。30年ほど昔の考 案技術にも関らず、今でも最新の付着力測定装置の原理と なる機構を有している。

