表題 |
粉体の流動性・付着性・凝集性の基礎と 物理物性の測定解析技術 |
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概要 | ・製品特性やハンドリングに大きな影響を与える ・実際の測定事例を通じて、高性能で品質安定な製品開発につながるソリューションを提供する特別講座! |
講師 | 株式会社 ナノシーズ 代表取締役 島田 泰拓 |
日時 | 2010年 9月 28日 (火) 10時30分 〜 17時30分 |
受講対象 | ・電池材料、セラミックス成形製品、粉末冶金、医療原料、トナーなどを扱う技術、研究者の方 |
受講料 | 1名:47,250円 同時複数申込の場合 1名:42,000円(消費税等込) |
会場 | 日本テクノセンター研修室 住所:東京都新宿区西新宿二丁目7-1 小田急第一生命ビル22F TEL:03-5322-5888 FAX:03-5322-5666 |
詳しくは⇒ こちら (鞄本テクノセンター様)へ |
粉体の流動性・付着性・凝集性の基礎と 物理物性の測定解析技術 |
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講師の言葉 |
近年、粉体が関連する製品の技術進歩は早く、併せて品質要求も厳しくなっている。 例えば、トナー業界のように競って高性能で品質安定な製品づくりを目指している。 また、電池材料、セラミックス成形製品、粉末冶金、医療原料のように 粒子径がシングルミクロンの製品原料が非常に多くなっており、 原料粉体の付着力・凝集力・摩擦力が その製品特性やハンドリングに大きく関与することは少なくない。 実際の測定事例を通じて、概論とその測定解析法をわかりやすく解説し、 製品開発につながるソリューションを提供する。 |
修得知識 | ・粉体物性の基礎知識 ・粉体物性の測定技術と手法 ・粉体物性の解析原理 ・粉体物性評価の製品開発への応用方法 |
プログラム | |
T.概論の部 | |
1.付着力 | |
a.付着力とその構成成分 b.付着力とそれを左右する環境因子 c.付着力の制御とその手法 d.付着力の代表的な測定法 |
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2.凝集力 | |
a.凝集力と付着力の関係 b.凝集力の代表的な測定法 |
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3.摩擦力 | |
a.摩擦力(内部摩擦力)と付着力の関係 b.摩擦力の代表的な測定法 |
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4.付着性と付着力の相違 | |
a.付着性の定義 b.付着力優位と重力優位 |
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5.流動性の適切な評価方法 | |
a.安息角などの自由面での評価 b.せん断セル法などの加圧状況での評価 c.圧縮度などの指数評価 |
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6.凝集性の強い粉体と弱い粉体の相違 | |
a.環境応答性 b.粉体表面の構造と物性 |
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U.測定解析法の部 | |
1.工業用原料に関する粉体物性評価の応用 | |
a.粉体流動性評価は何に応用できるか b.温度環境の違いによる流動性変化の測定 c.粉体の水分散性と付着力・凝集力の関係 d.粉体の水分吸着特性と付着力との関係 e.金属表面への過剰付着の要因と対処方法 f.計量トラブルと静電気付着 |
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2.医薬に関する粉体物性評価の応用 | |
a.添加剤と流動性・凝集性との関係 b.流動化剤と滑沢剤の効果発現機構 c.杵面付着と評価測定法 |
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3.表面に関する粉体物性評価の応用 | |
a.表面と異物付着力 b.バルク粉体と平面摩擦特性 c.表面の静電気拡散率と付着力 d.表面加工・コーティングと粉体物性 |
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V.総括 | |
講師紹介 |
島田 泰拓(しまだ やすひろ) |
(独)産業技術総合研究所特別研究員を経て、 |
(株)ナノシーズを起業、代表取締役就任。 |
薬学博士。 |